結論から先に書くと、車両保険に入っていない状態(未加入状態)で事故をした時は基本的にこちらの修理金額の相手の過失割合分しか保険金が支払われません。
車両保険に加入していた場合は過失割合に関係なく車の修理代金は車両保険で全額補償されますが、
車両保険は任意での加入になるので加入していなかった場合は自分の過失割合分は自腹で負担する事になります。
そのため新車で車を購入した場合や、車両価格が100万円を超える中古車を購入した場合は車両保険は必ず加入しておいたほうがもしも事故の時でも修理代を保険会社に負担させることができるので助かります。
今回は保険会社の担当者に車両保険をつけると保険料が倍近くになると言われて車両保険に加入しなかった人が実際に事故を起こした人が高額な修理代が支払った事故のケースを紹介します。
車両保険に入ってない状態の事故で高額な修理代を支払ったケース
今回の事故のケースはBの車の運転者が有線道路に合流する際に優先道路側の走っているAの車と衝突してしまった事故のケースです。
有線泥とはセンターラインや車線が優先道路でない側の道路を通り抜けている道路のことをいいます。
基本的に信号機のない交差点で一方が優先道路の場合の事故の過失割合は優先道路を通り抜ける車や合流する車の過失割合が90%(9割)になると決まっています。
また、道路交通法42条1号で優先道路を走る車は脇道からの車を確認して徐行する義務はなくそのままの速度で走行していいこといなっています。
ただし、道路交通法36条4項で優先道路であっても可能な限り交差点を通行する車両に注意して走行する義務があることになっているため過失割合が0%になるわけではなく10% (1割)となります。
この場合はの過失割合は
- 優先道路を走行するAの自動車の過失割合: 10%(1割)
- 脇道から優先道路に合流するBの自動車の過失割合:90%(9割)
となります。
実際にこの事故では、Aさん側車の修理代が40万円、
Bさんの車の修理代が60万円と見積りが出た場合は、
- Aさんの車に支払われる保険金: 40万円 – (40万円x0.1(過失割合1割))=36万円
- Bさんの車に支払われる保険金: 60万円x0.1(Aさんの過失割合1割)=6万円
となります。
Bさんは車両保険に加入していなかったため修理金額の相手の過失割合の1割の6万円しか保険金を受け取ることができず残りの54万円は自腹で支払って修理をしました。
もし車両保険に加入していた場合は、自腹で払う費用0万円で車を修理することができましたが車両保険に入っていなかったためかなりの負担となってしまったという事故でした。
車両保険に加入しなかった理由: 保険料がかなり上がると言われた
今回の事故ではBさんは任意保険には加入していましたが、オプション扱いの車両保険に加入していませんでした。
この事故の当事者Bさんが車両保険に加入いなかった理由は保険会社の担当者に車両保険をつけると「保険料が倍近くになる」と言われたからで、車両保険をつけた場合の保険料の試算をしてもらっていませんでした。
Bさんの車はトヨタのアクアで車両保険のあり、なしでは下記の保険料となっていました。
- 車両保険なし: 33,790円
- 車両保険あり(エコノミー型): 49,610円(車両保険なしの+15,820円)
- 車両保険あり(一般型): 69,130円
見積もり条件
- 等級: 11等級
- 保険者の年齢: 30歳
- 免許の色: ブルー
- 事故有係数適用期間 なし(0年)
- 年間走行距離:5,000~10,000km
- 使用目的: 日常・レジャー
- 運転者範囲: 本人及び配偶者
- 運転者年齢条件:26歳以上補償
- 所在地: 東京
- 車両保険の免責金額:設定なし
- その他の補償内容や条件はイーデザイン損保の標準設定を利用
(参考)エコノミー型と一般型車両保険の補償内容の違い
現在一般型の車両保険を契約している場合は「エコノミー型」に変更するだけでも保険料を大幅に下げることができます。
どれくらい保険料が違うのかも下の方で紹介している自動車保険の無料一括見積りサービスを使うことで簡単に比較できます。
車両保険の「一般型」と「エコノミー型」の保険料の金額の違い比較
他社との事故はエコノミー型の車両保険で補償される
今回の事故は相手がいる他社との事故になります。他社との事故は車両保険の「エコノミー型」であっても補償されますので保険料の差額は車両保険なしの場合と比べて
年間で15820円増えるだけで全くもって2倍の保険料になっていませんでした。
事故や災害の種類 | 一般 | エコノミー (車対車+A) | エコノミー (車対車) |
---|---|---|---|
他車との事故 | 対応 | 対応 | 対応 |
自然災害(洪水・台風など) | 対応 | 対応 | 非対応 |
火災・爆発 | 対応 | 対応 | 非対応 |
イタズラ・盗難 | 対応 | 対応 | 非対応 |
落下物・飛来物 | 対応 | 対応 | 非対応 |
動物との衝突事故・接触事故 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
車上荒らし | 対応 | 対応 | 対応 |
自損事故 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
当て逃げ(相手車不明) | 対応 | 非対応 | 非対応 |
自然災害(地震・噴火・津波) | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
また、自動車保険の一括見積もりサービスで試算した結果、車両保険をつけても車両保険をつけてない場合の保険料と同じくらいの保険料になる保険会社もあったので保険料の安い保険会社を選んでいれば車両保険の金額はほとんど負担なく車両保険をつけれていたことになります。
車両保険をつけた場合の保険料は無料で簡単に見積りが出来る
車両保険は事故の時に自分の車の修理代を全額保険会社に支払ってもらる保険です。
自分や相手の過失割合に関係なく全額保障されるので新車で車を購入した場合や、購入金額が100万円を超える中古車の場合は車両保険はつけておいたほうがいいです。
事故の場合に車両保険を使っても使わなくても3等級ダウンになるという内容は変わらないので車両保険をつけておいて事故の時は車両保険を使って車を修理するのが一番安く抑えるからです。
では実際に車両保険なしと車両保険をつけた場合の保険料はどれくらい違うのか?どれくらい保険料が上がるのか?気になるかと思います。
実際の保険料を調べるのは実はとても簡単で完全無料でネットから複数の保険会社の見積りを取ることができるサービスを利用すると簡単に調べることができます。
完全無料で使えて勧誘などもないので私も他社の保険会社がどれくらいの金額の保険料で出してくれるのか気になった時によく使っています。
実際に見積もってみると車両保険をつけてもあまり保険料が上がらなかったり、車両保険をつけても保険料が安い保険会社が見つかります。
すでに保険を契約している場合は等級を引き継いでその保険会社に乗り換えることができますし、新規の場合は自分の条件で保険料が安い保険会社を調べられるので有効に活用すると保険料を大幅に節約することが可能です。
無料の自動車保険一括見積りを使って保険料を見積もりする
では実際に車両保険なしと車両保険をつけた場合の保険料を調べるには、
一括見積りサービスを使うこととで各保険会社の車両保険のありの保険料と車両保険なしの保険料の見積り金額を調べることができるので自分の保険の条件での保険料を確認でき最安で契約できます。
また、すでに自動車保険に加入している場合でも等級を引き継いで保険会社を乗り換えることができるので早い段階で保険料の安い保険会社に乗り換えたり保険の内容を見直すことで支出を減らすことができます。
現在の保険会社の保険料よりも同じ等級や条件であっても一括見積りで探した保険料の安い保険会社の方が安いことはよくあります。
自動車保険は定期的に見直すことで保険料が変わります。運転者年齢条件や運転者限定特約の内容を変更して自動車保険の一括見積をして複数の保険会社の保険料を比較をして保険を見直すことで保険料を大幅に安くすることができます。
そのため、複数の保険会社に見積りをとった結果から安い保険料の保険会社を選択することで大幅に保険料を安くできます。自動車保険の一括サービスは完全無料なので簡単に安い保険料の保険会社を探すことができます。
自動車保険をかけたい自動車の車検証と免許証があれば5分の入力で見積もり結果が算出されて返ってくるので算出された複数の自動車保険会社の保険料を比較して納得いく保険会社で契約することで大幅に保険料を節約でき安心して車にのることができます。絶対に利用したほうがいいです。
無料で使えるので一括見積もりサービスを使わないのはもったいないです。
この無料見積りは900万人以上の人が利用して保険料を大幅に安くできている実績があります。ただほとんどの人が知らないで保険会社の言われるがまま契約している人が多いのです。各保険会社の保険料と現在の保険料との比較がそれぞれに使用目的ごとに簡単に無料でできるのでぜひ一度使ってみてください。