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更新日時 2009-01-18 11:00:11

『スラムドッグ$ミリオネア』、成功の要因は「世界情勢」?

(c)Fame Pictures
【シカゴ 1月14日 IANS】第66回ゴールデン・グローブ賞では、ノミネートされた4部門すべてで受賞したダニー・ボイル監督の新作映画『スラムドッグ$ミリオネア』。優れた作品であることはもちろんだが、最近の世界情勢が追い風になったことも否定できない。

 11月にムンバイで起きた同時テロと世界的な金融危機が、権力に立ち向かうスラム街で育った少年の物語に真実味を与えている。

“負け犬”呼ばわりをされている少年に突然大金持ちになるチャンスが舞い込むというストーリーに、不況に苦しむ何億もの人々が引き込まれている。物語の舞台がムンバイであることも、人々の心に強く訴えるところがあるのだろう。

 攻撃や自爆テロが次にどこで起こるか分からないという恐怖に加え、住宅ローンの支払いや食糧の確保さえままならないという現実に暮らす世界中の人々。スラム街での厳しい生活を生き抜く主人公に、自らの心境を重ね合わせているのかもしれない。

 同作は米国で絶賛され、アカデミー賞獲得も期待されている。ゴールデン・グローブ賞に比べ大作を好む傾向にあるアカデミー賞だが、作品賞もしくは監督賞に選ばれるのではと予想する向きもあるようだ。

 インドを舞台にしたストーリーに、欧米の撮影技術が調和した同作。ボリウッドの映画制作者にとってもそれ以外にも、今後のよいモデルとなるだろう。(c)IANS/Mayank Chhaya

 写真はビバリーヒルズで行われた第66回ゴールデン・グローブ賞の授賞式に出席したダニー・ボイル監督ら(2009年1月11日撮影)。(c)Fame Pictures


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