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更新日時 2008-08-08 15:00:05

母を背負って3000キロ、聖地への巡礼を12年間続ける男性-インド

【ランチー 8月4日 IANS】目の不自由な母を背負い、徒歩で各地への巡礼を12年間続けている男性が、インド東部ジャルカンド州に到達した―男性は、古代インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」に触発されて「親孝行」の旅を始めたのだという。

 マディヤプラデシュ州ジャバルプル県のWargi村出身のKailash Giri Brahmachariさん(36)は1996年1月、母親と共に過酷な旅に出発した。12年間で歩いた距離は3000キロメートル超。これまでにチトラクート、ティルパティ、ラメスワラムをはじめ、インド各地の聖地を訪れている。

 Kailashさんは現在、極度の疲労のためにジャルカンド州ランチーの病院に入院している。しかし退院後も巡礼を続け、ネパールのジャナクプル、インド北部のバドリナート、ブリンダバンなどを訪れる予定だという。「メディアの注目を集めたり、記録を作ったりするために旅をしているのではありません。親のために尽くすことは子どもの義務です。わたしはその義務を果たしているだけです」とKailashさんは語る。

 巡礼を始めるきっかけとなったのは、息子を思う母親の愛情だった。重傷を負ったKailashさんのため、母親は「もし息子が回復したら、各地の主要な聖地を訪れる」と誓いを立てたという。しかし貧しく年老いた母親はなかなか旅に出ることができず、結局息子Kailashさんに担がれて旅することになったのだという。

 Kailashさん親子は出発してから一度も家に戻っていない。他者からの施しに頼る生活は過酷なものだという。しかしKailashさんは貧困と身体的な苦痛をものともせず、一日15-20キロメートルのペースで歩き続けている。

 Kailashさんの母親は巡礼が実現したことを喜んでいる。しかし息子の健康を心配する親心から、旅を中止するよう告げたこともあったという。

 それでもKailashさんの意志は固いようだ。将来への不安はないのかという質問に対し、「先のことは分かりません。でも神様のご加護がある限り、旅を続けたいと思っています。わたしにとって、母の願いをかなえること以上に大切なことはありません」と語っている。(c)IANS/Nityanand Shukla




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